地域活性化による「夢と希望の郷土」の実現

 

 

 

__

 

 

自由民主党機関紙「自由民主」2290号(平成19年9月11日号)マイ・ビジョンに掲載

 

 

 

 

 

〜・〜・〜・〜  原 稿  〜・〜・〜・〜

地域活性化による「夢と希望の郷土」の実現

 

衆議院議員[滋賀2区] 藤井勇治

 

地方の現状
現在、我が国の経済状況は概ね回復基調ですが、大企業と中小企業の景況感についてはばらつきが見られ、一方では、大都市と地方部の地域間格差が厳然と存在します。
地方の若者は、地元に雇用がなければ、大都市へと移らざるを得ません。地域にとって大事な若年層をはじめとする生産年齢層の流出が続き、急速な高齢化と人口減少を招き、その結果、地元企業や商店街、さらにはコミュニティーの維持さえ困難になってきています。
地域間格差は、一地域の努力ではいかんともしがたい問題であり、国として最優先で取り組むべき課題が地域の活性化です。
そして、地域活性化に求められることは、地域間競争が可能となる条件を整えることです。具体的には、地域の基幹的な幹線道路などのインフラ整備の推進が必要です。

地域の発展
私の地元である滋賀県の例ですと、彦根、米原や長浜を始めとする湖東・湖北地域は、西は琵琶湖に接し、美しく豊かな自然に囲まれた地であり、中仙道と北陸道の分岐点として古くから交通の要衝として発展してきた地域です。現在は、東海道新幹線をはじめ、名神高速道路・北陸自動車道の高速道路をはじめ、国道8号・21号線が走るなど、東西の経済・文化が出会う交通の要所としての特徴を活かしながら、拠点間の物流を円滑にし、人と人の交流を活発化していくことにより、広域交流のまちとしての発展を目指しています。
また、観光においても、道路ネットワークは重要です。昨年のNHKの大河ドラマ「功名が辻」で、山内一豊と妻千代の居城として舞台となった長浜市の昨年の観光客数は、前年比で1.4倍の235万人を突破しました。又、城下町彦根は今年「築城400年祭」の長期祭典(3/21〜11/25)を開催中であり、順調に観光客は伸びています。
このような交流や物流を支える最も基本的なインフラとして、高速道路を初めとした道路が果たす役割は極めて重要です。

スマートインターチェンジの推進
日本の高速道路の平均インターチェンジ(IC)間隔(約10km)は欧米諸国のIC間隔(約5km)に比べると長いため、高速道路が通過するだけの市町村では、高速道路の物流機能や地域振興等の効果が十分に発揮されていません。
これには、現在供用中の高速道路ネットワークを最大限に活用する、ETC専用のスマートICを始めとする追加ICの設置が有効です。
特にスマートICは、通常のICに比して、整備や管理コストが抑制できるため、厳しい財政状況下で極めて有効な手段です。
私の地元にも、ICの間隔が長く高速道路へのアクセスが悪いため、高速道路の機能を十分に発揮できていない地域があります。例えば、名神高速道路の秦荘PAや、北陸自動車道の湖北町などにスマートICを設置すれば、観光客や地元で通勤・通学や買い物される方々がより高速道路の利便性を実感できるようになります。
様々な機会に企業の方々から話を伺うと、企業立地にあたり考慮する事項は、交通インフラの整備状況、税制の優遇、そして従業員とその家族の生活環境だそうです。実際、工場立地動向調査(経産省)によれば、全体の74%の工場が高速道路ICから10km以内に立地しています。

交通結節点の整備
もう一つ、地域活性化策を紹介します。特に中心市街地を活性化し、街の魅力を向上させるには、多くの人が集まり、地域の核となる鉄道駅等の交通結節点において、その拠点性、利便性を高めることが重要です。具体的には、自動車や歩行者のアクセス、鉄道への乗り継ぎをしやすくする駅前広場や自由通路の整備です。また、自動車を使えない高齢者等の活動を支えるためにも、バスや鉄道を快適に利用できる交通結節点が必要です。
地元の滋賀の玄関口「米原駅」でも、鉄道による駅東西の分断による移動の不便を解消するなどのため、現在、東西を結ぶ自由通路などを含む交通結節点の整備を進めているところです。

「夢と希望の郷土」の実現
現在は、企業が地域を選ぶ時代です。企業は、貧弱なインフラしかない地域から、インフラが整備された地域へ移動します。産業が地方に根付かなければ雇用も発生せず、雇用がなければ、若者は大都市へ流出します。郷土で生まれ育ち学んだ者が、郷土で働くといった人生設計ができるような環境を整えることが、政治の役割です。
そのため、必要なインフラの整備はしっかりと推進し、みなさんと共に地域を活性化し、「夢と希望の郷土」を実現していかなければなりません。

 

 

ページトップへ

 

今日、9月11日は私が衆議院議員に当選させて頂いた記念すべき日です。丸2年が経過致しました。いよいよ折り返し地点です。初心に戻り皆さんの負託にしっかり応え、全力を上げて活動して参ります。
この記念日に私が提案した「ふるさとの活性化」論について「自由民主」に採択され掲載されました。

 

是非ご一読頂き皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

2007年9月11日 衆議院議員 

ページトップへ